有機給食普及へ 国の後押し要望 三島の母親グループ
三島市の母親らでつくる「みしまオーガニック給食プロジェクト」のメンバーが31日、農林水産省に勝俣孝明副大臣(衆院静岡6区)を訪ね、学校給食で有機食材の利用が普及・拡大するよう、国の後押しを要望した。

同市や近隣市町で有機農業、有機給食が進まない理由を的確に把握して有効な手だてをとることや、実践的な食育活動を義務教育のカリキュラムに取り込む検討などを求めた。グループで無農薬の米づくりに励んでいる例を挙げ、同様の活動が広がるためのインセンティブにも期待した。
農水省は「みどりの食料システム戦略」の目標の一つとして、有機農業の拡大を掲げている。勝俣氏はこれを踏まえ「国としてもできる限りのサポートをしていきたい」と応じた。
渡辺恵美会長は、地域の農家が抱える課題解決の支援も訴えた上で「まずは県外から県内、県内から市内と地産地消が広がり、その先に有機給食を実現させていきたい」と述べた。