旧跡50カ所でアイテム ポケモンGO実装 浜松市と国交省、歴史触れる機会に
浜松市と国土交通省はスマホの位置情報ゲーム「ポケモンGO」の運営会社と連携して西、北、天竜各区の名所旧跡50カ所を「ポケストップ」に追加した。同省が認定する歴史的風致維持向上計画(歴まち計画)の知名度を高めようと、全国の計画策定済みの自治体で実施している取り組み。静岡県内では三島市に続いて2例目。25日にゲーム内で実装された。
ポケストップは立ち寄るとアイテムが得られるスポット。今回の50カ所では、アイテムを回収すると特別に「歴まち」のロゴと説明文が画面に表示される。
対象になったのは表浜名湖地区(西区舞阪町、雄踏町)、奥浜名湖地区(北区細江町、引佐町)、天竜二俣地区。それぞれ宿場町として栄えた歴史や今も続く祭礼文化がある。岐佐神社(西区)、気賀関所の要害堀(北区)、信康廟(びょう)遥拝所(天竜区)などがポケストップに設定されている。
市土地政策課の担当者は「街歩きを楽しみ歴史に触れるきっかけにしてもらえれば」と期待を寄せた。