「三島羽田シャトル」開業 初の直通バス、観光促進に期待
伊豆箱根バス(三島市)や東海バス(伊東市)など3社は21日、三島エリアと羽田空港を結ぶ初の直通バス「三島羽田シャトル」の共同運行を開始した。

三島を中心とした伊豆地域からの海外旅行者の利便性向上を図り、インバウンド(訪日客)の利用も見込む。1カ月前から予約を受け付け、現時点で1日あたり平均30~40人が利用予定という。
2020年4月の運行開始を予定していたが、新型コロナウイルスの影響などで見送っていた。起点となる三島市大場の伊豆箱根バス三島営業所で行われた開業式で、豊岡武士市長は「観光客の増加にアクセスの向上は必要不可欠。地域の念願だった」と観光振興に期待を示した。
三島からは同営業所、三島駅の南口と北口の3カ所で乗降できる。1日3往復運行し、横浜駅経由で羽田空港と約3時間で結ぶ。三島―羽田空港は片道2800円(事前予約・決済で200円引き)。同営業所の駐車場は1日300円で利用できる。
(三島支局・岡田拓也)