分野さまざま 働く魅力聞く 沼津城北高でキャリア講座
沼津市の沼津城北高はこのほど、全校生徒324人を対象にしたキャリア形成プログラムを実施した。メディア、広報企業、移住観光など社会の第一線で活躍する10人の大人が働くことの魅力を伝えた。

妊産婦と女性を守る国際協力NGO「ジョイセフ」(東京)事務局次長の小野美智代さん(三島市)は、ジェンダー平等に関する自身の取り組みと現状を紹介。タンザニアでの妊産婦支援のほか、アフガニスタンの女子教育が直面する人権問題を説明した。
小野さんは、若い世代に自分の体について自分で決めることの大切さを伝える活動「I LADY.」を展開する。子宮頸(けい)がんで亡くなる女性が先進国で唯一増加傾向にあること、性教育が公教育でないことを挙げ「日本も女性が自立しているとは言えない」と指摘した。