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テーマ : 三島市

候補地で48億~85億円の差 三島市 新庁舎生涯コスト説明

 三島市は10日、市役所で開かれた新庁舎整備に向けた検討委員会で、配置計画案の建設費ほか、運用、保全、解体処分も含んだ生涯コスト「ライフサイクルコスト(LCC)」を示した。2カ所の候補地に関し、概算で約48億~85億円の差があると説明した。
 現在地の北田町を建て替える4案のLCCは約393億~431億円、移転先候補の南二日町広場の2案は約345億円だった。現在地の方が、棟の分割や高層化による建設費のほか、駐車場の立体化による運用、保全のコストもかさむため高かった。庁舎の使用年数は80年で算定した。
 建設事業費は、国交省の最新の予算単価で見直した値を用い、いずれの案も従来より約7億~8億円増加。現在地は約113億~127億円、南二日町は約102億~103億円だった。
 スマートフォンの位置情報で取得した人流データに基づく回遊行動モデルの結果も示した。新庁舎の場所や跡地活用法を組み合わせた10通りのシナリオで、市街地を35区分した箇所の滞在回数などを比較した。新庁舎を南二日町に整備し、跡地を住宅活用したシナリオが、平日も休日も最も多くの箇所で滞在回数が増えた。
 (三島支局・岡田拓也)

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