三島市 駅南口駅前広場再整備 東西ロータリー入れ替えも検討
三島市はこのほど市内で開かれた市地域公共交通網形成協議会で、三島駅南口駅前広場の再整備に関し、東西にあるバスとタクシーの待機場ロータリーの場所を入れ替える案も検討していると明らかにした。

現在は東側にタクシー待機場、西側にバス待機場が整備されている。市は現状の場所で改修する案と両方を示した。今後、メリットとデメリットを精査し、交通事業者ら関係者と協議して方針を定める。再整備は、連続した屋根や貸し切りバスの乗降場所の設置、歩行空間の拡充などを検討。駅利用者の利便性や安全性の向上などを図る。
市は地域公共交通網形成計画の事業実施状況評価(2022年度実績)に関し、5指標のうち4つで未達成だったことも報告。三島駅周辺の整備満足度は、目標値の45%に対して30%だった。ムクドリのふん害対策や雨よけの屋根の設置を求める声が多かったという。
同協議会では「三島市地域公共交通協議会」への名称変更も承認した。