観光交流 協力を確認 三島市に中国・麗水市長ら
三島市の友好都市・中国麗水市の呉舜沢市長ら人民政府代表訪問団が4日、市役所に豊岡武士市長を訪ね、青少年の相互派遣再開や観光交流の活発化に向けた協力を確認した。5日まで滞在し、両市の友好関係を深める。
訪問団が三島市を訪れるのは11年ぶり。両市は1997年に友好都市を提携し青少年の相互派遣を重ねた。新型コロナウイルス禍も中学校がオンライン上で、しゃぎりや二胡(にこ)の演奏を披露し合うなどの交流を継続している。観光面でも2019年に観光交流提携に関する覚書を締結した。25周年の22年に訪問団の相互派遣を行う予定だったが、新型コロナの影響で中止となり、呉市長は「ようやく来られてうれしい」と喜んだ。
両市長は互いの観光やまちづくりについて意見交換し、呉市長は三島市の観光について「三島スカイウオークや富士山が見えるのが魅力的」と語り、豊岡市長は「観光協会とともに今後の取り組みを協議したい」と応じた。訪問団は国立遺伝学研究所も視察。5日には楽寿園で記念植樹も行う。