和紙で朝焼けや草の質感表現 葵区でちぎり絵作品展 静岡市
静岡、浜松、沼津の3市でちぎり絵の教室を運営する「ハクビ和紙ちぎり絵学院」の作品展が7月2日まで、静岡市役所市民ギャラリーで開かれている。

受講生と講師の計約40人が作品約80点を展示した。薄く柔らかい典具帖(てんぐじょう)紙や細長い繊維が入った雲竜(うんりゅう)紙など多彩な和紙を重ね合わせ、朝焼けの絶妙な色合いを作り出したり、枯れ草の質感を巧みに表現したりしている。講師によるちぎり絵の実演や、ちぎり絵を体験できる絵はがきキットの配布も行っている。
作品展は今年で36回目。静岡と沼津の教室で講師を務める神戸康子さん(三島市)は「ちぎり絵を通じて、和紙の柔らかい雰囲気や色合いを楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。