無農薬、有機肥料で米作り 三島の母親グループ
三島市を中心とした母親らでつくる「みしまオーガニック給食プロジェクト」(渡辺恵美会長)は18日、同市梅名の田んぼで田植えを行った。会員や賛同者の家族ら約30人が参加し、約800平方メートルの田んぼにササニシキの苗を1本ずつ丁寧に植えていった。24、25日にも行う。

同団体は昨年、オーガニック食材の学校給食採用を目指して設立した。食材をつくる現場の苦労や実態を知った上で行政に要望しようと、無農薬、有機肥料での米作りを昨年から始めた。
収穫した米は、月1回開くお茶会形式の子育てイベントでおにぎりとして提供したり、活動資金の支援者に対する返礼品として渡したりする。子育てや食材に関心の高い市内の飲食店に無償提供し、活動の周知にもつなげている。
渡辺会長は「オーガニックは人、植物、動物を幸せにする仕組み。米作りを通し、賛同者を広げていきたい」と話した。