「三島馬鈴薯」シーズン到来 厳しいチェック経て次々出荷
箱根西麓で生産される特産ジャガイモ「三島馬鈴薯(ばれいしょ)」が、シーズンを迎えた。JAふじ伊豆三島函南地区本部の選果場(三島市谷田)に次々と運び込まれ、従業員が大きさや形、外観などを厳しくチェック。8月上旬までに県内や東京、大阪へと約400トンが出荷される。
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三島馬鈴薯は、根菜類の栽培に適した保水性と保肥性に優れた箱根西麓の土壌で育てるメークイン。手彫りで収穫するため傷が少ない。天日干しで乾かした後、さらに1~2週間、風通しの良い暗所で貯蔵して水分を抜くため、しっとりした甘みが引き出され保存性も高まるという。同JAの馬鈴薯部会の農家62戸が約15ヘクタールの畑で栽培している。
同JAによると、今年は温暖な気候の影響で豊作となり、粒も大きめ。同部会の山田貴臣部会長は「今年もおいしく美しくできあがった。多くの人に食べてほしい」と話した。