誘致は「産業系中心」 三島市議会 一般質問答弁 大場区画整理事業
三島市は15日の市議会6月定例会一般質問で、大場地区の土地区画整理事業に関し「産業系を中心とした企業誘致を想定している」(企画戦略部)との考えを示した。永田裕二氏(新風会)への答弁。
大規模商業施設の進出に関しては、県が中心市街地の空洞化や都市のスプロール化(無秩序な拡大)を防ぐため市街化調整区域への立地を原則認めない方針を出しているため「導入の可能性は低い」とした。
雨水を貯留する農地を開発するため、市は本年度中に治水対策の検討業務を委託する意向も表明。現在の農地の湛水(たんすい)能力を踏まえ、必要な貯水池の容量や下流域への影響を調査し、治水対策の方法を準備組合と検討する。
対象地域は三島南高の南側に広がる田んぼなど約10ヘクタール。地権者でつくる準備組合が4月に設立した。25年度の市街化編入、26年度の土地区画整理組合設立認可を目指している。
(三島支局・岡田拓也)