梅の実狩り 袋いっぱい 伊豆の国・大仁梅林
伊豆の国市の大仁梅林でこのほど、梅の木のオーナーらによる梅の実狩りが行われた。

参加者は大仁神社の境内や裏山に広がる梅林で、ピンポン球ほどの大きさの実を袋いっぱいに収穫して持ち帰った。梅林の管理委員会によると、2日の活発な梅雨前線と台風2号による記録的な大雨で実が落ち、気候の変化で例年より熟すのが早いという。金子佳史委員長(67)は「数年後には梅林を育て始めて50年になる。梅まつりもあるので整備に力を入れたい」と話した。
家族で梅の実収穫を楽しんだ三島市立長伏小2年の萩原耀大君(8)は「家に持ち帰って梅のシロップにして飲む」と心を弾ませた。
梅林には約80種類600本が植えられている。オーナー制度では年間1本500円で貸し出し、梅林の整備と実の収穫に参加してもらっている。