「伝統文化」高校生が論文 ソロプチミスト駿河 沼津で発表会
国際ソロプチミスト駿河はこのほど、女子高校生による論文発表会「クラブ・ユース・フォーラム」の地区大会を沼津市民文化センターで開いた。「日本の伝統文化 学び・つなぐ」をテーマに、県東部7校の生徒9人が伝統文化との向き合い方などについて主張した。審査の結果、8月に京都市で開かれる全国大会の代表に沼津中央高3年の多田愛萌さんを選んだ。

多田さんは「未来へと受け継がれる文化-三島に息づく先人たちの思い」と題して、地元三島市に残る文化がどのように変化し、生活に溶け込んだのかを考察した。三嶋大社の「水産の祭り」、楽寿園、源兵衛川のせせらぎを取り上げ、「先人の強い愛郷心と次世代につなげたいという思いが文化を創り上げたことが分かる」と述べた。発表後は来場者も交えて感想を語り合った。