サービスにAI活用へ 若手構成の研究会発足 三島市
三島市が人工知能(AI)やメタバースといった先進技術を活用した新たな行政サービスの検討に乗り出した。20~30代の若手職員で構成する研究会がこのほど発足。市民サービス向上のほか、事務の効率化につながる開発も進め、来年度予算への計上を目指す。

同市は「スマート市役所」を宣言し、市民目線の迅速で便利なサービス提供、デジタル技術の活用による生産性の高い行政運営を掲げる。急速に進歩する最新技術を導入し、観光分野でのメタバース活用や業務への生成AI使用の検討を視野に入れる。
研究会には観光や子育て、都市計画など幅広い部門から11人が参加する。先進技術を使ったサービスを提供する民間事業者からの聞き取りなどを通して活用を模索する。全国初のサービス創出を目標に掲げ、9月末に成果をまとめる。
豊岡武士市長は「情報収集を進め、どんなことができるか研究してほしい」と期待した。