元気な中小企業見学 若手経営者が静岡県東部訪問
三島信用金庫が運営し、静岡県東部の若手経営者らでつくる「さんしんチャレンジクラブ」はこのほど、交流会を兼ねた企業見学を始めた。「三島・沼津」「田方」「熱海・伊東」「下田」の4地域に分け、6月22日まで開催。新たな設備投資や新規事業に参入した元気な中小企業を訪れ、今後の経営の参考にする。

コロナ禍で一時活動を自粛していたが、昨年度に3年ぶりの交流会を開き、本年度は約4年ぶりとなる企業見学を再開した。初日は「三島・沼津エリア」で28人が参加。コンベヤーベルト製造販売の日本ベルト工業(沼津市)と、印刷・製本・デザインの三島印刷(三島市)を訪問した。
日本ベルト工業では2020年に移転拡張した本社工場を見学し、中小企業共通の経営課題について意見交換した。参加者からは「若手社員の確保と定着につなげるため、一定の裁量を任せてやる気を引き出す」「デジタル技術をうまく活用し、業務を効率化する」などの声が上がった。