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テーマ : 経済しずおか

家康グッズ続々 静岡県内茶業者ら 故事にちなみ魅力発信へ

 大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせ、県内の茶業者らが徳川家康にちなんだ関連商品や企画を次々と打ち出している。家康に好まれ、江戸時代に発展した静岡茶の魅力を県民や観光客にアピールする。

白形伝四郎商店が開発した「献上深むし茶」
白形伝四郎商店が開発した「献上深むし茶」
静鉄リテイリングが考案したリーフティーカップ
静鉄リテイリングが考案したリーフティーカップ
白形伝四郎商店が開発した「献上深むし茶」
静鉄リテイリングが考案したリーフティーカップ

 老舗製茶問屋の白形伝四郎商店(静岡市葵区)は、江戸幕府の御用茶だった市内産「本山茶」で作る「徳川将軍家献上深むし茶」の販路開拓を進めている。5種類の茶葉を焙煎(ばいせん)して仕上げ、久能山東照宮に奉納した品で、白形和之専務は「家康公が愛飲した香り高い茶のおいしさを伝えたい」と話す。
 静鉄リテイリング(同区)は、徳川家の家紋「三つ葉葵」をあしらったリーフティーカップを開発した。カップに湯を入れるだけで本格的な茶を飲める手軽さと鮮やかな色彩のパッケージが特徴で、観光客向けに観光施設や高速道路のサービスエリア(SA)などで売り出す。
 故事にならったイベントを企画する動きもある。JA静岡市などがつくる駿府本山お茶まつり委員会は6月4日、「茶詰めの儀」を市歴史博物館で行う。家康が新茶を冷涼な井川大日峠に設けた「お茶壺(つぼ)屋敷」で熟成させ、秋に味わったエピソードを基に考案。親子で茶を茶つぼに封印する体験を楽しんでもらう内容で、担当者は「本山茶の歴史の奥深さをPRする機会にしたい」と話す。

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