ハマキョウレックス最高益 物流増で9年連続 23年3月期
ハマキョウレックスが11日発表した2023年3月期連結決算は、物流センターの新規受託増などで売上高は前期比5・4%増の1319億1200万円、経常利益は2・9%増の123億600万円、純利益は4・0%増の74億円といずれも過去最高を更新した。最高益は9年連続。
物流センター事業の売上高は7・7%増の828億9600万円。雑貨や医薬・医療品など15件の新規受託や子会社化した物流企業の効果も加わった。貨物自動車運送事業の売上高は、1・8%増の490億1500万円。燃料価格高騰の価格転嫁が進んだ一方、複数企業の荷物を1台で運ぶ特別積み合わせ事業の物量減や外注費がかさみ営業減益だった。
24年3月期の通期連結業績予想は、売上高1390億円、経常利益128億円、純利益77億円と増収増益を見込む。同日子会社化を発表した、食品輸送分野の物流に強みを持つ山里物流サービス(大阪・八尾市)の業績も加わる予定。