デジタル茶況(5月11日)富士のかぶせ取引 静岡市中 県産一茶
静岡市中の県産一茶は富士のかぶせが持ち込まれ、1000円台半ばで取引された。引き合いはおおむね堅調に推移している。
茶問屋街では仕入れを終える問屋が増えている。東部の一部銘柄の取引は来週まで続く見通しで、あっせん業者は「最終盤で品落ちは進んでいる」と話す。
藤枝 生産者はてん茶や有機茶の生産に移行していく。
島田、金谷、川根 島田市内では北部の伊久美地区で摘採が続く。大方の農家は二茶に向けて茶園管理を進めている。
榛原、相良 二茶について市内茶商の一人は「ミル芽の良品は一定量を確保したい」と話す。
掛川、小笠 掛川茶市場の一茶の取引数量は6日時点で、約33万7600キロ。前年対比で72・5%。平均単価は2413円だった。
袋井、森 袋井の生産者は一茶について「気温が低かったことで芽伸びが抑えられ、後半まで品質を維持していた」と振り返った。