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ＴＯＫＡＩＨＤ　３００億円増収目指す　新中期経営計画を策定

　ＴＯＫＡＩホールディングスは９日、今後３年間の中期経営計画を策定した。収益体質強化と環境、人的資本経営への対応を進め、最終年度の２０２６年３月期に売上高２６００億円（２３年３月期比約３００億円増）、純利益１００億円（約３５億円増）を目指す。
　主要各事業での販売エリア拡大、再エネ利用促進などの新サービス展開を重ねて業容拡大を図る。２３年３月期比で顧客件数２７万件増を目標に据える。
　５０年のカーボンニュートラル実現に向け、ＬＰガスの配送効率化、省エネ機器普及などの温室効果ガス削減策を推進する。研修体制や内部統制を強化し、法令順守の徹底を目指す。女性管理職比率の向上を含め、人材と組織の活性化を図る。
　同日の２３年３月期決算の発表会見で、小栗勝男社長は６月に定款変更で監査役を４人から５人に増やすなどの企業統治強化策を示した。前社長の不適切経費使用問題を巡り、外部の特別調査委員会による調査を踏まえた自社の調査結果と対応を示す時期について、「株主総会の後ぐらいになる」との認識を示した。

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