世界で活躍する演奏家出演 三島現代音楽祭、幕開け 最終日7日は初演協奏曲も
三島市を舞台にした第3回三島現代音楽祭は3日、同市中央町のみしま未来研究所で開いた前夜祭で幕を開けた。音楽監督を務める同市出身のバイオリン奏者牧野順也さんをはじめ世界を舞台に活躍する音楽家が7日まで、市内でコンサートを繰り広げる。

前夜祭のトークショーには、牧野さんと海外からの出演者3人が参加。生存する音楽家が作曲する現代音楽は、曲への思いを本人に聴いたり、新たな演奏方法を考え出したりできる点が魅力と紹介した。トロンボーン奏者で作曲家のマイク・スヴォボダさんは「聴衆がにおいを感じたり色彩が浮かんだりできるようにしたい」と曲づくりへの思いも語った。
音楽祭は4~7日、みしまプラザホテルや市民文化会館、白滝公園で「『音』を感じ、『音楽』を聴く。」をテーマにコンサートを開く。常に新しい音楽を追い求める7人が、クラシックや現代音楽を演奏する。7日のファイナルコンサートでは、世界初演の協奏曲も披露する。