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テーマ : 三島市

ゴールデンウイーク初日、笑顔と解放感 「3年ぶりの韓国」「ホストファミリーと再会楽しみ」

 ゴールデンウイーク(GW)がスタートした29日、静岡県内の新幹線駅や空港では大きな荷物を抱えた家族連れや若者らの姿が見られた。連休明けには新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、季節性インフルエンザ並みとなる。県内から国内外へ、国内外から県内に―。長く続いた制約から解放されるように、人々が行き交った。

旅行客や帰省客で混み合うチェックインカウンター=29日午前、静岡空港(写真部・宮崎隆男)
旅行客や帰省客で混み合うチェックインカウンター=29日午前、静岡空港(写真部・宮崎隆男)


空港/新幹線/高速道 初日混雑
 静岡空港では、朝からスーツケースを抱えた旅行客らがチェックインカウンターで列を作った。友人と韓国に行く藤枝市の栄養士是永萌衣さん(22)は「3年ぶりの韓国。買い物をするのが楽しみ」と声を弾ませた。三島市の森田義春さん(78)は妻と、沖縄県に住む娘夫婦の元へ。「沖縄での訪問先は娘たちに任せてあるので、どこに連れて行ってもらえるかわくわくしている」と笑顔を見せた。
 同日の静岡発着の国内線は、27日時点で予約が満席の便もあった。フジドリームエアラインズ(FDA)によると、21日時点の予約率のピークは静岡発が5月3日、静岡着が同6日でいずれも95%を超えている。
 新幹線駅も混み合い、JR東海によると、静岡駅では29日午前、上りの「ひかり」の自由席乗車率が110%に。静岡市駿河区の大学生羽田結佳さん(18)は「電車ではマスクをするなど今まで通り感染対策を続ける」と話し、長野県への帰省に顔をほころばせた。
 JR浜松駅では海外からの訪問者も。以前滞在した島田市のホストファミリーに会いにマレーシアから妹と来日したローズ・アンさん(51)は「再会が楽しみ」と語った。浜松市西区の60代の会社員夫婦は、長い石段の参道が続く香川県の金刀比羅宮を訪れる予定。「体力勝負だと思うので頑張りたい」と意気込んだ。
 新東名高速道下り駿河湾沼津サービスエリア(SA)も混雑した。三島スカイウオークや沼津港を日帰りで観光し愛知県に帰宅途中の会社員中山章子さん(53)は「久しぶりの旅行は楽しい」と満足顔。夫の尚史さん(56)も新型コロナ5類移行に「やっと、という感じ」と解放感を味わった。夫の実家がある藤枝市に帰省途中の宮城県の主婦大畑紗希さん(32)は「娘たちにとっても久々の遠出。海を見に行ったり、イチゴ狩りをしたり、楽しめる連休にしたい」と語った。

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