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テーマ : 経済しずおか

ヤマハ、渋谷に発信拠点 建設中の大型複合施設内、来春以降開設 若者に訴求

 ヤマハは、東京・渋谷で建設が進む大型複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」(11月末完成予定)に、新たなブランド発信拠点を整備する。2024年春以降の開設を目指し、計画を進めていることが27日までに、関係者への取材で分かった。

ヤマハが新たなブランド発信拠点を整備する渋谷サクラステージの外観イメージ(中央のビル)
ヤマハが新たなブランド発信拠点を整備する渋谷サクラステージの外観イメージ(中央のビル)

 サクラステージは渋谷駅に近接した立地で、オフィス棟や商業施設、マンションなどを備える。地上179メートルの「SHIBUYAタワー」などが建設され、街区の延べ床面積は約18万4000平方メートルに上る。
 ヤマハは電子オルガン「エレクトーン」の普及拠点として親しまれた「ヤマハエレクトーンシティ渋谷」を17年、再開発のために閉鎖した。これに代わる新たな拠点として、音楽だけでなく、異業種と連携する機会なども視野に入れながら、渋谷に集まる若年層を中心にブランド発信を強化したい考え。
 一方、同社は横浜市の「みなとみらい」地区で、大型複合施設「横浜シンフォステージ」(24年3月完成予定)の共同開発を進行中で、国内外への音楽文化・情報の発信拠点と位置づける計画。浜松市中区の本社では約100億円を投じ、世界に向けた司令塔となる新棟(同2月完成予定)の建設が進む。各拠点がそろって稼働する24年は、将来を見据えた節目の年となる。

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