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テーマ : 三島市

三島の書家福田さん 塾生ら作品53点披露 都内

 三島市の書家福田房仙さん(73)が主宰する書道塾「房仙会」の第23回書展が28日から、東京・銀座の鳩居堂画廊で始まる。オンラインで学ぶ全国の生徒が、日ごろの練習の成果を披露する。福田さん、夫の光孝さんの作品と合わせて計53点を並べる。30日まで。

会場に並べた作品を見る福田房仙さん(右から2人目)と生徒たち=都内
会場に並べた作品を見る福田房仙さん(右から2人目)と生徒たち=都内

 生徒たちは、書展に合わせて力作を仕上げた。魚料理店を営んでいる夫に向けて感謝の思いを込めた「花照夜」、新社屋の社長室に飾ることを意識した「智信仁勇厳」など、それぞれが題材の言葉を選び、さまざまな書体で表現している。
 新型コロナ禍を受けて2020年から始めたオンライン指導は、穂先の動きが詳細に理解できる利点があり、福田さんは「対面に比べて生徒たちの上達のスピードが速い」と明かす。地域を超えたネットワークが生まれるのも特徴で、27日は普段画面越しに顔を合わせている生徒同士がリアルでの再会を果たし、和気あいあいとした雰囲気の中で会場の準備を進めた。
 福田さんは「伝統ある芸術性を持った正しい書体を伝承し続ける生徒を育てていきたい。そこからまた、次の世代につなげてもらえれば」と話し、多くの来場を呼びかけている。
 午前11時から。28日は午後6時、29日は午後5時、最終日は午後4時まで。

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