南海トラフ想定 初動態勢を確認 三島市が参集訓練
三島市は27日、突発型大規模地震の発生を想定した職員参集訓練を行った。職員が体制構築や情報収集の手順などを確認した。

午前7時に南海トラフ地震が発生し、県内で最大震度7、市内で震度6弱を観測したとの想定。地震発生を告げるメールを受けた職員は徒歩や自転車、バイクで次々と職場に駆け付けた。
市総合防災センターには災害対策本部を設置。幹部職員が公共施設や道路の被災状況把握、避難所の開設準備、土砂災害警戒区域への避難指示発令を進めた。家屋の倒壊などによる悪路でも走行可能なオフロードバイク隊も出動し、各地から映像を送る訓練も行った。
豊岡武士市長は「初動態勢が市民の命を守るために重要。最悪の事態を想定して対応してほしい」と職員に呼びかけた。