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テーマ : 清水エスパルス

J2清水エスパルス 売上高最高50億円超 22年度決算、多額支援で黒字維持

 J2清水の運営会社エスパルスは25日、第28期となる2022年度決算(22年2月~23年1月)を発表した。支出と売上高はともに50億円超。支出の強化費が過去最高を記録した中、鈴与グループの多額の支援を受けて補い、売上高も過去最大の50億8700万円(前期比16・5%増)となった。純利益は1200万円で、4期連続の黒字とした。
 22年度の興行収入は7億2300万円。コロナ禍で観客の収容率に制限があった21年度と比べて2億8400万円の増となった。約5万6千人を集めた国立競技場でのクラブ創設30周年記念試合が収入額を押し上げた。
 広告収入は前期比12・4%増の30億1600万円。金額は明かさなかったものの、引き続き鈴与グループから多額の特別協賛を得たという。
 強化費は前期比5億800万円増の29億8千万円。昨夏のリカルド前監督の招へい、ブラジル人MFヤゴピカチュウら3選手の補強などで当初の計画を上回る額となった。運営費を除いたプロ人件費は22億900万円。
 今期計画は売上高49億9200万円、興行収入6億4500万円を見込む。強化費は前期と同規模の29億1100万円と設定した。山室晋也社長は過去最高の強化費を投じながらJ2降格に至ったことをわびた上で、「今季にJ1昇格することで責任を果たすしかないと考えている」と述べた。
 役員人事は鈴木健一郎代表取締役会長をはじめ、取締役全員を留任とした。

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