新緑の三島駅周辺PR 積極声かけ 観光客“キャッチ” 市ふるさとガイドの会
観光客に三島の名所を紹介する「三島市ふるさとガイドの会」が、新緑と水辺空間が心地よいJR三島駅周辺を楽しんでもらおうと駅利用者へ積極的に声をかけ、無料で観光案内している。受け身ではなく攻めの姿勢で観光客を“キャッチ”し、魅力を広めている。

三島駅は伊豆や富士山方面に向かう観光客の利用が多く、駅周辺を目的とする人は少ない。新緑の時期を迎えた駅前の楽寿園や三嶋大社、市街地を流れる源兵衛川といったせせらぎ空間を案内し、次回の目的地にしてもらいたい考えだ。
実施期間は5月21日までの土日祝日。ガイド3人が午前中、駅前の観光案内所周辺で案内板を見ている人などに声をかけ、観光客の空き時間に合わせて周辺を案内する。
新型コロナウイルスの影響で激減した観光客の掘り起こしに向け、昨年から始めた取り組み。起伏がなく気軽に散策できることが駅前観光の魅力と話す同会の斎藤幸蔵会長は「駅前にこんなにも自然があると初めて気付く人が多い。少しでも楽しんでもらえたらいい」と意気込む。
(三島支局・岡田拓也)