選手語る 自転車競技の魅力 三島
自転車競技で五輪に3大会連続出場した飯島誠さんと三島市を拠点に活動するチームブリヂストンサイクリングの太田りゆ選手が競技の見どころを紹介する講演会(同市スポーツ・文化コミッション主催)が22日、同市の市民生涯学習センターで開かれた。2人がトップ選手の戦う世界の一端を紹介した。

飯島さんは自転車競技では「いかに空気抵抗を減らすことができるか」を勝負のポイントに挙げた。短距離が専門の太田選手は抵抗を減らすため、日本代表で最も狭い幅28センチのハンドルを使用していると紹介。パリ五輪出場に向けて5年間で12キロ増量した一方、「肩幅を広くしないトレーニングをしている」と明かした。レース中は前方と「怖くても根性で1センチまで近づいている」と空気抵抗を減らす工夫を至る所にしていると伝えた。
同コミッションは、5月14日に伊豆ベロドロームで開かれる全日本選手権大会の観戦ツアー参加者を募集している。