北田町? 南二日町? 三島市新庁舎どっちがいい 市民が整備巡り意見交換
三島市は15日、2031年の供用開始を目指して計画を進める新庁舎整備に関するワークショップを同市の社会福祉会館で開いた。現在の市役所がある北田町と南二日町広場のどちらが建設場所としてふさわしいか意見を交わした。

建設場所を盛り込む「基本構想」に関わる最後の会合で、メンバーが5組に分かれて議論した。過去2回の話し合いで、理想の庁舎像として挙げた15項目それぞれに関し、候補地のどちらが優位かを考えた。
「災害に強い」防災拠点としての役割は、南二日町が国道1号に隣接し、十分な広さを確保できる利点が挙がる一方、「周辺道路が浸水したら意味がない」などと標高が高い北田町を推す声もあった。「まちの情報拠点」「交流の場」といった項目をはじめ「どちらでも実現できることがほとんどではないか」という提起もあった。
ワークショップは、民間団体や自治会などから参加を希望する高校生から70代までの市民32人で構成。今回の意見は、有識者でつくる検討委員会に報告し、候補地決定の参考にする。
(三島支局・岡田拓也)