あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 三島市

家康ゆかりの地 静岡県東部にも 御殿場の吾妻神社、熱海の大湯… マップ刷新

 家康ゆかりの地、県東部にもあります-。徳川家康が主人公の大河ドラマ「どうする家康」に合わせ、家康関連のスポットや家康と地域の関わりを発信する動きが県東部で広がっている。「家康を含め武家の歴史を語るには東部は外せない」。関係者の思いは熱い。

徳川家康ゆかりのスポットを追加した伊豆・富士山歴史絵巻ガイドマップ=沼津市
徳川家康ゆかりのスポットを追加した伊豆・富士山歴史絵巻ガイドマップ=沼津市

 駿府と江戸の往来時に使おうと建てた御殿の跡地にある吾妻神社(御殿場市)、息子を連れて湯治した大湯間歇泉(かんけつせん、熱海市)-。県東部地域局は、このほどリニューアルした「伊豆・富士山歴史絵巻ガイドマップ」に家康ゆかりのスポットを追加した。
 ガイドブックマップは2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に合わせて製作。鎌倉時代に特化していたが、「どうする―」放映決定を受けて江戸時代までの内容に改めた。富士山本宮浅間大社(富士宮市)や三島大社(三島市)など改訂前から取り上げるスポットにも家康とのつながりを追記した。
 幼少期や晩年を過ごした県中部、出世の足掛かりを築いた県西部に比べ、県東部と家康の関わりは薄いとされるが、担当者は「探してみると関係する場所は多い」と話す。「鎌倉時代から江戸時代、武士の時代の初めから終わりまでの歴史文化資源が多いのは県東部」とアピールする。
 富士宮市は1月から広報誌で「戦国時代の富士宮」と題した特集を続けている。今川氏、武田氏、北条氏が勢力争いを繰り広げた歴史を紹介し、同時期の家康の動向にも触れている。
 家康は戦いで荒廃した地域を再生し、現在につながる道路網を整備したとされる。6月以降に家康との直接的な関わりも紹介する予定。市広報課の担当者は「家康との縁が強いと知ってもらい、誇りや地域を愛する気持ちを深めてほしい」と話す。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

三島市の記事一覧

他の追っかけを読む