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テーマ : 清水エスパルス

⚽J2清水エスパルス 秋葉流「超攻撃」 着々チームに浸透 練習全公開

 3日からJ2清水の指揮を執る秋葉忠宏監督(47)によるチームづくりが着々と進んでいる。成績不振に伴う監督交代でコーチから昇格。「超攻撃的」というスタイルを打ち出し、低迷するチームに変化を与えている。

ボードを使って選手たちに指示を送る秋葉監督(右端)=三保グラウンド
ボードを使って選手たちに指示を送る秋葉監督(右端)=三保グラウンド

 指揮官が求めるプレーは練習中の選手への要求に見て取れる。「アタックは速く」「最後はゴール前になだれ込むこと」。前体制で不足していた積極性を意識づけている。
 監督就任後初のリーグ戦となった8日の東京V戦の1得点目が象徴的だった。縦パス2本で中央の打開を図り、最後は右サイドを駆け上がったDF北爪が蹴り込んだ。「サイドバックが仕留めるのは僕が理想とするフットボール」と語る新監督の色が表れた。
 クラブにもたらす変化は戦い方だけにとどまらない。就任以降、全ての練習を一般に公開している。前体制は試合日3日前から非公開。オープンにすれば戦術などの情報が外部に伝わる可能性を伴うが、「デメリットよりも、サポーターとの絆を練習から結んで試合に向かえる利点を生かしたい」との思いが理由にある。
 初陣となった5日のルヴァン杯湘南戦の試合前には、自ら拡声器を手にして応援席のサポーターに共闘を呼びかけた。「一緒になって戦ってくれる相手。結果が出ていないことでいがみ合っていたらもったいない。声や思いは届いている、と伝えたかった」。情熱的な指揮官の下でクラブの内外が一丸となり、巻き返しを期す。

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