６月 掛川に商業施設開業 フジ都市開発 賃貸借事業へ参入
木内建設グループのフジ都市開発（静岡市駿河区）が６月、掛川市高御所にショッピングセンター「ミソラタウン掛川」を開業する。同社が事業主として商業施設の開発や管理運営を手がける初めての案件で、道路整備が進む地域の買い物需要に応える。
設計・施工は大和ハウス工業が請け負う。駐車場を含む２・３ヘクタールの敷地に建屋４棟（延べ床面積計約１ヘクタール）を建て、遠鉄ストアやマツモトキヨシなど１１店舗の入居を予定する。総投資額は非公開。
開発地周辺は市道掛川駅梅橋線の整備を背景に宅地などの開発が進む。フジ都市開発は各地のビルや賃貸マンションの管理運営を事業の主軸に据えるが、管理費収入は伸び悩んでいる。安定収益の確保に向け、自社で物件を所有して賃貸借する事業への参入を決めた。
同社担当者は「街づくりにつながる物件の開発や運営を続けていく」と話す。
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