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テーマ : 三島市

命の重さ 遺品で伝える 三島の高校でメッセージ展

 交通事故で亡くなった犠牲者の顔写真や遺品が添えられた人形パネルを展示する「生命(いのち)のメッセージ展」(静岡県主催)が11日、三島市の日大三島高などで始まった。遺族の悲痛なメッセージも添えられ、高校生が命の大切さを実感している。

被害者の等身大パネルや遺族のメッセージを見る生徒=三島市の日大三島高
被害者の等身大パネルや遺族のメッセージを見る生徒=三島市の日大三島高

 同校では、飲酒や無免許、不注意などによる事故で亡くなった30人の等身大パネルが並び、生きた証しである靴も展示された。「ママの大切な宝、生きがいだった日々をも奪い消し去った」「もう一度会いたい」「声が聞きたい」など遺族の心の叫びも書かれ、事故の悲惨さを物語っている。同校1年の木村颯希さんは「被害者には家族がいる。単純な事故として片付けてはいけない」と話した。
 メッセージ展は、NPO法人いのちのミュージアム(東京都)が全国で展開する事業。県は本年度、藤枝西や浜松湖南など県内12校の高校で開催する予定。

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