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テーマ : 清水エスパルス

⚽清水MF西沢、恩師の前で活躍誓う 「より成長した姿」体現へ意欲

 J2清水のMF西沢健太(26)=清水ユース出=が1日の敵地甲府戦に向けて人一倍の意欲を燃やしている。敵将は昨季までの5年間、清水でコーチや監督を務めた篠田善之氏。自身にとっては2019年にJ1のピッチに初めて立たせてくれた特別な存在だ。かつての指揮官の前で「より成長した姿を見せないといけない。それが恩返しになれば」と活躍を期す。

甲府戦に向けて調整する清水の西沢=三保グラウンド
甲府戦に向けて調整する清水の西沢=三保グラウンド

 西沢は筑波大を経て19年に清水に入団。ヤン・ヨンソン元監督の下では出番に恵まれなかったが、同年5月に篠田氏が監督に就くと出場機会が与えられた。起用に応え、4試合で決勝点を挙げるなど欠かせない戦力に定着。23試合7得点の堂々たる成績を残した。
 プロとしての心構えも教わった。ヨンソン元監督の下で試合に絡めず、いら立ちが練習中の態度に表れてしまったことがあった。篠田氏から強い口調で戒められ、「地に足をつけさせてくれた」。厳しい姿勢だけでなく、「やっていることは間違いないから続けろ」と常に気にかけてくれた感謝の念もある。
 チームは開幕から6戦未勝利と苦境に立たされている。「もう失うものはない。とにかくチャレンジして、ボールを持ったらゴールに押し込む」と攻撃陣の一人としてイメージは定まっている。
 前節群馬戦でJリーグ通算100試合出場を達成した。これまでの歩みを振り返り、「勝ちより負けの方が多く、悔しい思いばかり」と言う。「ここからの100試合は勝つことによりこだわっていかないと」。次の節目に向けた第一歩から、プレーで体現する。

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