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無投票当選新議員の抱負 三島市/裾野市 静岡県議選

三島市 photo03 伊丹雅治氏
 伊丹雅治[いたみまさはる]氏 (自現②、46歳) 地域の声と思いを形に
 東日本大震災で妻の実家が被災し、故郷の三島市を守るべく政治家を志した。「誰に頼まれたわけでもない。使命感がわき上がった」。市議を1期務め、4年前の県議選で初当選。地道な政治活動で培った人脈は自身と地元を支える大きな力と実感する。
 県や他市町との「橋渡し」を県議の重要な仕事と心得る。だからこそ頻繁に地域を回り、市長や市民の声を聞く。県が閉鎖の方針だった県総合健康センター(同市)を感染症対策の拠点として存続に導いたのも、地元の思いに寄り添った成果と自負する。
 自民党県連では青年局長、政調副会長として最前線に立つ。「全てが勉強。仕事は何でもやる」。意欲は高まるばかりだ。
  photo03 宮沢正美氏
 宮沢正美[みやざわまさみ]氏 (自現⑤、73歳) 議会活性化 課題に道筋
 三島市議を2期務め、県議は今回で5期目。自民党県連の三役や県議会議長を歴任する中で、二元代表制における議会の重みをあらためて実感した。「次の4年はみんなを引っ張り、支えていける議員になりたい」と、恩返しのつもりで県政の発展に貢献する。
 議長として議会改革にも力を入れ、質問方式に一問一答を取り入れた。総花的ではない本質を突く議論は、議会の活性化に加えて行政職員の資質向上にもつながる。県民のために議会としての力を発揮し、県政の課題に道筋を付けるのが今後4年の大事な役割と自覚する。
 朝6時から畑で農作業に打ち込む“早朝ファーマー”。「最高の気分転換。気持ちがいい」と笑う。

裾野市 photo03 鳥沢由克氏
 鳥沢由克[とりさわよしかつ]氏 (自現④、69歳) 環富士山ルートを構築
 約30年ぶりに人口が5万人を下回った裾野市。過疎化の波が広がる中、「地域の持つ魅力の相乗効果で、希望のあるまちにしたい。そのために人と人、地域と地域を結ぶのが役割」と自覚する。
 鍵に挙げるのが交流人口拡大だ。「トヨタ自動車のウーブン・シティ開設を見据え、他市町と連携して環富士山ルートを構築する」と構想を語る。3期12年の実績と人脈を生かし、県道仙石原新田線や富士山信仰の拠点施設の整備を訴える。
 市内の保育園で昨年11月、園児虐待事件が発覚した。信条とする子育て支援拡充を強調し、「保育環境とともに、働く保育士の労働環境を改善したい」と誓う。
 農協職員を長年務めた。自身も水稲を栽培する。

 (かっこ内は党派、現新の別、丸数字は当選回数、投票日基準の満年齢の順)

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