華やか衣装で行列 浜松・細江で「姫様道中」 4年ぶり通常開催
奥浜名湖地域の春の風物詩「第70回姫様道中」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が25日、浜松市北区細江町で開かれた。華やかな衣装の姫様を中心に、約50人の行列が都田川堤防沿いの桜並木を歩き、豪華絢爛(けんらん)な時代絵巻を演出した。
江戸時代に東海道の脇街道「姫街道」を通行した公家や大名の娘の行列を再現した恒例行事。4年ぶりに通常開催となった。
小雨が降りしきる中、姫様役の森田心海さん(16)=同町=は大傘を持った奴(やっこ)らと並んで優雅に歩みを進めた。幼い頃から憧れた大役を果たし「多くの人が声をかけてくれたり、写真を撮ってくれたりして貴重な経験ができた」と頬を緩めた。
姫様道中を巡っては、事務局の人員不足などで来年の開催が不透明になっている。実行委は継続を前提に議論を進めている。