⚽清水エスパルス DF菊地、代表経験生かす U―20アジア杯終え合流 今季公式戦初出場へ
J2清水のDF菊地脩太(19)=清水ユース出=が26日のルヴァン杯浦和戦で今季公式戦初出場を見据えている。U-20(20歳以下)日本代表の一員として戦ったウズベキスタンでのU-20アジア杯を終え、チームに合流。「緊張感のある中でプレーできたのは自信につながる」と国際舞台で得た経験を発揮する決意だ。

代表活動は2月20日から約1カ月間に及んだ。日本は準決勝でPK戦の末にイラクに敗れたが、4強入りによって5~6月に開かれるU-20ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得した。菊地は1次リーグ初戦を除く4試合にセンターバックで先発フル出場した。
負ければW杯の出場権を逃すヨルダンとの準々決勝は「久々に緊張した」というが、チームの完封勝利に貢献。体格に優れた相手選手との対峙(たいじ)でも「対人守備は少しずつ良くなっていった」と適応し、収穫を手に帰ってきた。
2カ月後のW杯でも日の丸を背負うため、目線は清水での定位置争いに向いている。代表でセンターバックのコンビを組んだ田中隼人(J1柏)は帰国後すぐに所属先でリーグ戦に出場し、「自分もここ(清水)で試合に出ないと意味がない」と危機感を抱く。
今季のルヴァン杯は21歳以下の選手を1人以上先発させるルールが設けられている。チーム内の対象者は他に20歳のMF成岡、18歳のFW森重と少なく、浦和戦は菊地の先発が有力だ。「チャンスが増えるのは間違いない。結果を出してリーグ戦に絡みたい」。序列を上げるべく、まずは浦和戦でアピールする。