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親子で津波避難行動学ぶ 御前崎のNPO 防災すごろく活用

 御前崎市のNPO法人御前崎災害支援ネットワークは18日、防災学習「親子DE津波てんでんこ」を同市の浜岡福祉会館で開いた。地域の親子や身体障害者福祉会の高齢者ら約40人が参加し、ゲーム感覚で適切な津波避難行動を考えた。

防災すごろくを使って津波避難行動を考える参加者=御前崎市
防災すごろくを使って津波避難行動を考える参加者=御前崎市

 教材は静岡市の永野海弁護士が考案した「津波避難すごろく めざせ!津波避難マスター」を活用。沿岸部のまちをモデルにしたシートを見て、地震発生時に自宅や学校からどこに避難すべきか議論した。
 ルールはマス目を一つ移動するごとに所要時間1分と想定し、避難中に親族宅や食料保管場所に立ち寄るかどうか検討。避難ルートを決めた後はサイコロを投げて津波到達時間と高さを設定し、自分が選択した避難方法を検証した。
 その結果、参加者の大半が備蓄品を取りに行く間に津波に襲われた。同NPOの落合美恵子代表理事は「避難する時に物を探している時間的余裕はない。まずは命を守ることを最優先に考えてほしい」と呼びかけた。
 (御前崎支局・市川幹人)

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