浜松ものづくりマイスター ロボ技術者山本さん認定
日本設計工業(浜松市北区)製造ブロック課長の山本伸太郎さん(42)が浜松ものづくりマイスターに認定され、このほど市役所で鈴木康友市長から認定証を受け取った。
山本さんは機械の組み立てや箱詰めなど繊細な作業をこなす「協働ロボット」のプログラマー。顧客の要望に応じて、人の手に相当する先端部品を造り、失敗したら別の方法を試したり作業者を呼んだりと、臨機応変な対応ができるようプログラムを組んでいる。
名倉慎太郎社長とともに技術を紹介した山本さんは「熟練作業者の工夫をロボットに吹き込めるよう、人間観察を大事にしている。人手不足に悩む現場の環境改善に貢献し、次世代の育成にも役立てるよう一層技術を高めたい」と話した。
ものづくりマイスターの認定は優れた技術者を顕彰するため2010年度に始め、山本さんは26人目。