あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 浜松市

脱マスク、従業員の着用は継続 静岡県内スーパーなど 客への「お願い」取りやめ

 政府が新型コロナウイルス感染対策のマスク着用を緩和して個人の判断に委ねた13日、静岡県内のスーパーや百貨店は買い物客への「着用のお願い」を取りやめた一方、従業員のマスク着用を継続する店が多く見られた。接客業以外でも会議や屋内での作業、面談など人との接触時には着用を推奨し、当面は社会の動向を様子見する企業も目立った。

ルールが緩和されたものの、マスクの着用が目立った店内=13日午前、静岡市駿河区の田子重西中原店
ルールが緩和されたものの、マスクの着用が目立った店内=13日午前、静岡市駿河区の田子重西中原店

 静岡市駿河区のスーパー田子重西中原店では、新たな政府方針を受けて買い物客にマスク着用を求める張り紙と店内アナウンスをやめた。ただ、初日の店内はこれまでと同様、マスクを着用した客がほとんど。レジには感染防止のフィルムが張られ、店員も従来通りマスクを着けて接客に当たった。
 増田克己店長(49)は「多くのお客さまがマスクを外すようになれば従業員も外す、という議論になるかもしれない。今後の様子を見ながら判断することになる」と話した。
 静岡伊勢丹(同市葵区)ではマスク着用を呼びかけるポスターなどを撤去し、検温と消毒、従業員の着用は今後も続ける。遠鉄百貨店(浜松市中区)も同様の対応で、3密回避や人との距離確保について買い物客に協力を求めた。杏林堂薬局は客の要望などを踏まえ、手指消毒やレジ周辺に取り付ける感染防止シートを継続するか判断する方針。
 静岡銀行では支店や本部(静岡市清水区)での来客対応時、行員の着用を継続する。ヤマハは会議や通勤時間帯の公共交通機関などで着用を勧めるほか、作業員の間隔が狭い場所もある生産拠点ではマスクを着ける。スズキ、ヤマハ発動機も当面は工場でマスク着用を原則とする。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

浜松市の記事一覧

他の追っかけを読む