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マンホールトイレの設置法　中学生ら理解　浜松市東区

　浜松市のＮＰＯ法人積志かがやきカフェは１１日、東日本大震災の教訓を伝える行事として、東区の中郡中でマンホールトイレの組み立て体験会を開いた。生徒８人と自治会関係者ら計約３０人が設置の要領を学んだ。

　東区役所職員の指導を受けながら、校庭の一角にあるトイレ用マンホール５カ所と水槽のふたを開け、防災倉庫から取り出した便器やポンプ、間仕切り板をねじで取り付けた。用を足した後はポンプのレバーで水を出し、地下の管路から下水に流す仕組み。
　２年生の村木佑獅さんは「災害時に役に立ちたいと思って参加した。難しい部分もあったが自分でもできそう」と話した。同法人の河合洋子理事長は「災害時もトイレを使えると安心感が倍になる。中学生も防災リーダーとして活躍してほしい」と呼びかけた。
　市は３年前から同校など応急救護所を兼ねた緊急避難場所にマンホールトイレを整備していて、現在２０カ所で設置済み。

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