⚽清水エスパルス 司令塔白崎初先発へ 攻撃面で「違い」期待 12日大分戦
J2清水のMF白崎凌兵(29)が状態を上げている。けがで出遅れていたが、4日のリーグ前節長崎戦で今季初出場を果たし、8日のルヴァン杯川崎戦では先発でゴールを記録。次節大分戦(12日、アイスタ日本平)でのリーグ今季初先発へ、頼もしい司令塔の準備は万全だ。

白崎は2月18日の開幕戦直前に左足の軽い肉離れで離脱。長崎戦で今季初めてピッチに立った。後半開始からボランチに投入され、縦パスなど効果的にボールを動かして攻撃を活性化した。
先発に名を連ねた川崎戦は前半7分、味方の速攻に反応してゴール前に進入し、仕留めた。「3列目から(ゴール前に)入るからこそ点が取れる」と積極的な攻撃参加で貴重な追加点を生み出し、勝利に大きく貢献。けがの影響を感じさせず、後半27分までプレーした。
昨季、J1鹿島から4年ぶりに古巣の清水に復帰。リーグ戦31試合4得点と主力としてフル稼働した。J2で戦う今季、「自分がチームの中心として攻撃も守備も動かさないといけないと思っている」と強い自覚がにじむ。
開幕から3試合連続引き分け中のリーグ戦は、総得点が1と攻撃面で苦しんでいる。組み立てにリズムを与え、ゴールに直結する働きもできる背番号14に懸かる期待は大きい。「自分がピッチに立てば違いを示せる」との言葉通りのプレーを大分戦でも見せられるか。