森氏「悔いなし」 今期で静岡県議７人引退 史上最長の１０期
１０日閉会した県議会２月定例会では、最終本会議を前に、県政史上最長の１０期を務めた自民改革会議の森竹治郎氏（８０）＝下田市・賀茂郡＝が登壇し、「（１０期）４０年は人生の全て。誠に充実し、やりがいのある議員生活だった。悔いはない」と述べた。県議選（３月３１日告示、４月９日投開票）に出馬せず、今期限りで引退する県議は７人となる。
森氏は、初当選時（１９７９年）は定数７８で白熱した議論だったと振り返った。在任中に向き合った山本敬三郎氏をはじめ４人の知事を「個性豊かにそれぞれの時代の県政課題に取り組んでくれた」と評価した。
その上で「国内外は変革の時期に入った。県当局、議会はより一層、精進、切磋琢磨（せっさたくま）して、国内外に誇る富士山のごとくふじのくにづくりにまい進してほしい。県の未来が明るく、県民が幸せであるよう心から願う」と惜別の言葉を贈った。
森氏のほかに５期以上で引退するのは、いずれもふじのくに県民クラブ所属で９期の岡本護氏（７８）＝浜松市中区＝、８期の中沢通訓氏（７８）＝静岡市清水区＝、５期の林芳久仁氏（７８）＝同＝。議長経験者では、４期で現在議長を務める自民改革会議の薮田宏行氏（７６）＝御前崎市＝。同じく４期の公明党県議団の高田好浩氏（６６）＝静岡市葵区＝、３期で自民改革会議の宮城也寸志氏（６３）＝菊川市＝も勇退する。
前の任期の２０１９年に引退した県議は１０人、１５年は３人、１１年は１５人だった。
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