静岡県事業にリージョナル賞 都内、デジタルコンテンツ表彰式 若者のU・Iターン促進
デジタルメディア協会(AMD、東京都)はこのほど、2022年の優れたデジタルコンテンツを表彰する「第28回AMDアワード」の授賞式を都内で開き、交流サイト(SNS)を活用して若者のU・Iターンを促進する県の事業「30歳になったら静岡県!・ふじのくにパスポート」にリージョナル賞を贈った。

静岡県は2018年度から、県内の高校などの卒業生全員(毎年約3万2千人)に地域の魅力を発信するウェブサイトのQRコードを記したカードを配布。SNSへの登録を促して潜在的なU・Iターン層とのつながりを維持し、県内での暮らしや就労に興味・関心を持ってもらうための情報を随時提供している。
選考理由では「中長期的な視点で郷土愛の育成を図っている。既に3万人以上のフォロワーを獲得するなど、先導的」とされた。
式には、県東京事務所の芹沢真一所長と事業を受託するロントラ(東京都)の平居康介地域PR事業部プランナーが出席。芹沢所長は取材に「継続性を評価してもらえたのだと思う。これからも、若者が本当に欲しい情報の発信に力を入れていきたい」と話した。
リージョナル賞は、地域に根ざしたデジタルコンテンツやサービスの中から、最も優れた功績を挙げた個人・団体に与えられる。