幼稚園の靴箱修繕 浜松工業高生 季節のイラスト描く
浜松市北区初生町の浜松工業高建築科と建築研究部、デザイン科とデザイン部の生徒35人が、隣接する旭ケ丘幼稚園の年少園児が利用する靴箱を修繕した。授業や部活動で培った技術を生かし、老朽化した背板4枚を、春夏秋冬をテーマにイラストを描いたベニヤ板に張り替えた。
同幼稚園と同校は保育体験などで交流する関係にあり、幼稚園側の依頼で生徒の協力が決まった。建築系の生徒が板の寸法を測って加工し、デザイン系の生徒は園児が親しみやすいように春の桜、夏の海など四季の光景と生き物をシルエットで描いた。作業は数カ月かけて進めた。
9日に建築系の生徒が大きさを微調整して背板を張り替え、修繕が完了。デザイン部の知野栞部長(17)は「子どもたちが絵を見て楽しんでくれたらうれしい」と話した。