合気道160人が演武 浜松市中区 5歳から80代まで
浜松市合気道協会はこのほど、中区の市武道館で「実践合気道演武」を開いた。「あいさつや礼、互いを尊重する精神」を学ぶ5歳から80代までの男女約160人が、稽古の成果を披露した。
参加者は少年と一般の部に分かれ、階級ごとに演武を行った。相手の攻撃を自身の体の回転を利用して倒す技やけがをしない受け身などの技を披露した。
杉山正会長(76)は「精神的にも身体的にも健康であることが究極の護身術。合気道を通して自分に自信を持ち、社会で生きていく力を身につけてほしい」と話した。
同協会は合気道を実践に役立てることを念頭に研さんを重ねている。合理的な力の使い方を学ぶため、力のない子どもや女性の護身術にも有効で、高齢者の転倒防止や介護での楽な体の使い方にも役に立つ。