中部未来懇話会が臨時総会 「南北・縦軸経済圏」探る 新年度方針
静岡県中部地区の発展に向けた将来構想を提言する中部未来懇話会(会長・中西勝則静岡銀行会長)は7日、臨時総会を静岡市駿河区で開いた。「静岡起点の『南北・縦軸経済圏』構築に向けて」をテーマに据えた調査研究など、2023年度の事業計画を決めた。
21年の中部横断自動車道の全面開通を受け、太平洋と日本海を南北に結ぶ新たな経済圏確立の可能性を探る。6月と10月にシンポジウムを開き、清水港、静岡空港を軸にした物流網の再構築や観光振興など、地域経済活性化策を県民に情報発信する。
総会あいさつで中西会長は「ウクライナ情勢など国内外で難しい状況が続くが、地域活性化に向けてセミナーや政策提言など積極的に活動を展開していく」と述べた。