三ケ日の仏塔 再発掘調査へ 奈良国立博物館と連携 浜松市議会
嶋野聡文化振興担当部長は、北区三ケ日町の宇志北大里(うしきたおおり)遺跡で見つかった古代の仏塔「瓦塔(がとう)」について、奈良国立博物館などと連携して今年再発掘調査を予定していると明らかにした。久米氏への答弁。
浜名湖北岸は中世の寺院跡が多く、信仰の内容や変遷を探る上で重要な地域とされる。瓦塔は1958年の発掘で破片が出土し、同博物館が復元し、収蔵している。2019年から市と同博物館などが改めて連携研究に取り組んでいて、再発掘はその一環。デジタル技術を使った3次元計測なども行い、かつての瓦塔の姿をより詳しく分析する。
嶋野部長は「新たな発見があれば、評価、研究して公表したい」と述べた。