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サッカー王国静岡再建へ 高校生審判員が韓国遠征 育成狙いチーム同行 県協会「世界に目を向ける契機」

 静岡県サッカー協会は今月下旬に韓国遠征するU-17(17歳以下)県高体連選抜チームに高校生審判員を同行させることを6日までに決めた。ユース年代の海外遠征は1980年からの歴史があるが、高校生審判員が同行するのは初めて。全国に先駆けた試みで選手強化と審判育成を両輪と考え、サッカー王国再建を目指す。

サッカー県高体連選抜の韓国遠征に高校生審判員として同行して技術向上を誓う内藤崇文さん(右)と北村秋磨さん=5日、静岡市駿河区
サッカー県高体連選抜の韓国遠征に高校生審判員として同行して技術向上を誓う内藤崇文さん(右)と北村秋磨さん=5日、静岡市駿河区

 海外遠征はコロナ禍で4年ぶり。国際社会に通用する選手・レフェリーを育て、韓国との友好親善を深めることも目的。22日から5日間の予定で、現地でプロリーグユースや強豪高校と対戦する。選手約20人と一緒に、高校生で審判資格3級を持つ2人を連れて行き、練習試合で副審を担わせる。
 「異文化の韓国サッカーを体験し、レフェリー技術を向上させたい」と意欲を燃やすのは、静岡城北高でサッカー部に所属する内藤崇文さん(2年)。理学療法士を目指しながら審判員も続けたいと将来を見据える。「選手の近くでよりサッカーを深く知りたい」と審判資格を取った北村秋磨さん(磐田東高1年)も「自分の技術が海外でも通用するか試したい」と意気込む。
 韓国遠征の団長を務める県サッカー協会2種委員長の大川晃広清水西高教諭は「選手だけじゃなく審判を志す高校生にも世界に目を向けるきっかけを与えられたら。サッカーを文化として静岡でさらに深く根付かせたい」と決意を示す。
 

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