遊休2施設貸付契約成立 浜松市天竜区、旧熊切小と旧熊切幼稚園
石切山真孝財務部長は本年度に始めた市の遊休財産の新しい貸付先公募方法で、天竜区の旧熊切小と旧熊切幼稚園の2施設の貸付先が決まり、それぞれ事業者と契約を結んだと明らかにした。平間氏への答弁。
旧熊切小は地元養豚業者が校舎での野菜栽培やグラウンドでの二輪車ライダー向けキャンプ場運営を目指す。旧熊切幼稚園は地元NPO法人が加工食品の製造や飲食、保育関連事業を展開する予定。
従来は貸し付け可能施設が生じる都度、個別に期間を設けて公募していたが、貸し付け可能施設を一覧にして期限を設けずに活用案を受け付ける方式に変更した。本年度は6施設が掲載され、2施設の契約が成立し、別の2施設は応募事業者と契約協議中。事業者は時間的余裕を持って検討できるようになり、これまで応募のなかった施設にも引き合いが見られるという。
石切山部長は「引き続き活用可能な施設を洗い出し、有効活用を進める」と述べた。