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テーマ : 清水エスパルス

⚽清水エスパルス 長崎と1-1 サッカーJ2第3節

 明治安田J2リーグは4日、各地で第3節の4試合が行われ、清水は長崎と1-1で引き分けた。

長崎―清水試合終了間際、同点ゴールを決める清水・ディサロ(左)=長崎・トラスタ(写真部・杉山英一)
長崎―清水試合終了間際、同点ゴールを決める清水・ディサロ(左)=長崎・トラスタ(写真部・杉山英一)


①トラスタ▽観衆8242人
長崎 1分け2敗(1) 1(1―0 0―1)1 清水 3分け(3)
▽得点者【長】鍬先(1)【清】ディサロ(1)

 【評】清水は終了間際の得点で長崎と引き分けた。
 立ち上がりから攻撃のテンポが上がらず、自分たちのペースに持ち込めないまま試合が進んだ。前半38分の北川のミドルシュートは惜しくも枠の外。1分後、長崎に左右に揺さぶられて中央で押し込まれ、先制を許した。
 後半は早めに交代カードを切って攻勢に出たが、攻めあぐねた。しかし、追加時間にディサロが鮮やかなシュートを決めて追い付いた。

ディサロ 起死回生の同点弾
 FWディサロの起死回生のゴールが試合終了間際に決まり、清水は辛うじて勝ち点1を拾った。しかし、開幕から3試合連続の引き分けと初白星は遠いまま。敗色濃厚のチームを救った殊勲の29番も「得点が生まれたことが唯一のポジティブな要素」と表情硬く振り返った。
 今季のチーム初得点となった同点弾は後半の追加時間3分すぎに生まれた。ディサロがペナルティーエリア手前で後方からの浮き球を収めると、反転して右足を振り抜いた。「相手の気配を感じなかったのでミートだけ意識した」とダイレクトボレーで球を捉え、美しい弧を描きながらゴール右隅に沈めた。
 ただ、華麗な個人技による得点が土壇場で決まるまでは、突破口を見いだせずに攻めあぐねた。敵陣のペナルティーエリアの角を突く狙いは共有されていたが、「そこからのアイデアが欠けている」とディサロ。連係面もいまひとつだった。
 守りを固めた相手の攻略に苦しんだ展開も、先手を許したことで招いた。前半に今季初の失点を喫し、リカルド監督は「攻撃から守備への切り替えが遅くなっていた」と省みる。
 光明はけがで離脱していたMF白崎、乾の復帰。特に後半開始からピッチに立った白崎は縦パスや良い位置取りで攻撃を活性化した。役者はほぼそろっただけに、結果と内容を早く好転させたい。

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